知らない土地にやってきた

 

主婦生活を始めた。

大学を卒業してすぐ就職し、それなりに楽しく仕事をしていた。

結婚を機に仕事を辞めた。

知らない土地にやってきた。

都会とも田舎ともいえないなんとも中途半端なところ。

 

私の定義する都会とは、道路が3車線以上で人がうじゃうじゃして

徒歩圏内で生活のすべてを賄うことができるところ。

 

私の定義する田舎とは、名字で出身地がわかり、知らない人にも「こんにちは」って

挨拶する文化がいまだに残っているところ。

 

こんなふうに定義してしまったら日本のおおよそのところがどちらでもないに分類されちゃうのかもしれない。

 

中途半端なところ、でも意外と悪くない。

魚が美味しくて車で出かければそこそこお店がある、そんな程度で良いのだ。

できれば、一人で行けるカフェを見つけて

できれば、ケーキやプリンが美味しいお店を見つけて

一人でも楽しいと思える生活ってなんだろう。

そんなことを考える、土曜日の夕方。